フィットネスジムに通うメリットって何? デメリットはある?
ほとんどの人が「運動をするべき」と感じているはずです。
でも「実際に運動をしている人」や「運動の習慣がある人」は少ないと思います。
そこでおすすめなのがフィットネスジムに通うこと。
運動を継続するために役立ちますし、運動の効率を上げやすいとも言えます。
「フィットネスジムなんてもともと運動ができる人しか行かないのでは?」と感じるかもしれませんが、そんなことはありません。
運動に自信がない人もフィットネスジムを利用して、ダイエットや体力アップなどにつなげている人もたくさんいます。
ここでは、フィットネスジムに行く「メリット」と「デメリット」について、具体的に見ていきましょう。
「ジムに通ってみる」 OR 「やっぱり通わない」
のどちらにするか迷っているときは、ぜひこの記事を参考にしてみてください!
フィットネスジムに行くメリット
メリット(1) ジムはプロに教えてもらえるから効率がいい
なぜ多くの人が運動をしないのかというとズバリ「辛いから」ではないでしょうか。
それでも「辛くても効果が出る」と信じられるなら良いですが、実際には「辛くて効果が出るのか分からない」はず。
また、一人で食事制限をしたりセルフトレーニングをしたりしている人もいますが、変化を実感できている人はあまりいないはずです。
では、なぜ効果を得られないんでしょうか。
それは「ノウハウのない一般人が、自分だけで取り組んでいるから」です。
ネット記事やユーチューブ動画を参考にして頑張ったとしても、結果が出るとは限りませんし、そもそもちゃんと記事や動画の内容通りにこなせているのかもわかりません。
また、ネット記事や動画の言っていることが間違っている可能性も……。
一方、優秀なジムトレーナーは、利用者のストレスレベル、生活習慣、普段の仕事の内容をはじめ、数多くの要素を分析して、その人にとってベストなダイエット・トレーニング方法を教えてくれます。
そしてそれらは、「結果を追求する」ものに。
やっぱりビジネスですから、「頑張ったからそれで良い」ということはなく、何よりも「利用者自身が満足できる変化」にこだわります。
「ビジネス」と聞くと少しドライに思えるかもしれませんが、だからこそ成果が期待できるんです。
ダイエットの場合は、例えば「友達にやり方を教えてもらう」という方法もありますが、その友達からすればビジネスではないですし、あなたもお金は払わないでしょうから(ご飯をおごるくらいのことはするかもしれませんが)、いまいち身が入らないかもしれません。
話を戻しますが、「専門家に見てもらいながらダイエットやトレーニングを行える」というのはジムの大きなメリットと言えます。
メリット(2) ジムは安全かつ効果的にトレーニングできる
「ダンベルを買ってみたけれど、ちゃんと活用できている気がしなくてすぐに使わなくなった」
「家でトレーニングをしていたら危うく怪我をするところだった」
といった体験をしたことがある人もいるかもしれません。
ダンベルに限らず、きちんとした方法で道具を使えば高い効果を期待できますし、安全にトレーニングすることが可能です。
この辺りのこともフィットネスジムに行けば教えてもらえます。
そしてジムにある各種トレーニングマシンは安全性を重視して設計されています。
例えば、かなり重いおもりを使うマシンには、「スプリング」というものがついていて、おもりが外れないようになっています。
また、クッションがあるので骨なども傷めにくい構造です。
つまり、正しく使用すれば、ケガをせずに安全にトレーニングができるのがジムのマシーンです。
それから、狙った筋肉を鍛えられるように作られたマシンもあります(思い通りの場所の筋肉に効かせるのは意外と難しいもの)。
例えば、自宅で胸のトレーニングをする場合、「ダンベル」を使ったり「腕立て伏せ」をしたりするのが一般的な方法です。
でもフィットネスジムであれば、「チェストフライ」、「ベンチプレス」、「チェストプレス」などのマシーンを使って、もっと効率よく鍛えることができます。
さらには「サポート付きで懸垂ができるマシン」や、「腕立て伏せが苦手な人でも鍛えられるマシン」なども。
ジムにはマシンが色々あり、あなたのレベルに合わせてトレーニングすることができます。
ジムは、決して「運動が得意な人だけのもの」じゃないんです。
その分はお金はかかりますが「効率」と「安全」が手に入るわけですから、コストパフォーマンスは良いと言えます。
自分一人のトレーニングは、方法を間違えると危ない
自宅で行うトレーニングはやり方を誤るとリスクが高くなることも!
それに、そもそも一人だけでトレーニングを行っている時点で危険です。
何かトラブルが起きても誰も対応してくれないからです。
また、外でウォーキングやジョギングをしているときに突然身体に異変が起きてしまったとしたらどうでしょう。
偶然誰かが通りかかればなんとかなるかもしれませんが、適切な対応をしてくれるとは言い切れませんよね。
ですがジムであれば、スタッフなどが周りにいますし、またインストラクターやトレーナーといった専門知識を持った人もいるので、より安全性が高い環境でトレーニングができると言えます。
メリット(3) ジムは運動へのモチベーションが上がる
ジムに行くと運動へのモチベーションがアップします。
「ああ……今日はなんだかダルいなあ……」と思いながらジムに足を運んでも、いざトレーニングマシンなどを目にすると、不思議とやる気が出てきます。
ジムは「トレーニングをするための環境」になっていて、また周りにもトレーニングをしている人がいたりするので、室内に入ると「やるしかないか!!」という気持ちになります。
そして運動をはじめると、「テストステロン」というやる気を高めるホルモンが出るので、より運動に専念しやすくなります。
「運動すると、もっと運動に集中できる」という良いサイクルが生まれるのです。
また、レッスンなどを受ける場合はさらに効果的。
レッスンの楽しさも加わりモチベーションが上がって、運動にさらに集中できるので、普段以上の効果も期待できます。
さらに、ジムに通うと「友達や仲間ができる」ことも、やる気アップにつながってきます。
フィットネスジムに通うことになったら、だいたい同じ曜日・時間帯に行くことになるはずです。
それは他の利用者も一緒でしょうから、だんだん他の人と仲良くなっていける場合が多いです。
「ダイエットしたい」「鍛えたい」という目的も共通していますから、早く打ち解けられるはず。
そして仲間ができたことでやる気がさらにアップして、いつの間にか「頑張ってジムに行こう」から、「早くジムに行きたい」という気持ちに変わっていくかもしれません。
もちろん必ずしも誰かと友達にならないといけないわけではないので、その点は安心してください。
トレーナーやスタッフの方たちのサポートを受けながら、成果がでるように、うまく続けられれば良いのです。
いずれにしても、ジムに行くと運動へのモチベーションがアップするのは間違いありません。
自宅でのトレーニングに集中できないのはなぜ?
「お金がもったいないしジムには行かない」
「出かけるのが面倒だから家でトレーニングしたい」
という人もいると思います。
ただ、実際にはなかなか「自宅トレーニング」には身が入らないものです。
自分の家は、食事や睡眠をとるだけでなく、「ふだんの生活を快適にすごすためのもの」がたくさんあります。
つまり、トレーニングに関係のない、自分の好きなモノ・好きなコトに囲まれた場所だからです。
トレーニングを始める前に少しソファーに座ったらそのままウトウトしてしまうかもしれませんし、LINEを返してから運動しようと思ったら、いつの間にか1時間スマホを触っていたなんてことも……。
ですがフィットネスジムならそういった誘惑はありません。
LINEが気になっても「せっかくジムに来たんだから運動!」という気持ちになりますし、さすがに眠くなることもないでしょう。
ちなみにトレーニングルームでは、そもそもスマホの持ち込みが禁止だったり、あまり長く触っていると注意されたりすることもあります。
ジムのメリットまとめ
ここまでジムのメリットを3つ紹介しました。
まとめると「ジムでトレーニングをするのは非常に効果的」ということになるでしょう。
「プロに見てもらえる」「安全性が高い」「自宅では用意できないマシンを使える」などは分かりやすい魅力ですが、「友達・仲間を作りやすい」という点も「仲間ができる→モチベーションが上がる→トレーニングに反映される」と言えますからやっぱり「効果」につながります。
フィットジムのデメリット
デメリットもないわけではありません。ただ、「こういうデメリットもあるんだ」と知っておけば対処するのは簡単です。
デメリット(1) ジム通っていると、行くのが辛い日もでてくる
繰り返しになりますが、いざフィットネスジムの施設に入ればあとは集中できます。言ってみれば、「とにかく行けばOK」です。
ただ実際にはその「行く」のが大変で、自宅でゴロゴロしていると、なかなか「よし今日も行こう!」という気持ちになれません。
そんな流れでジムに行かない日が増えてくると、「私は気持ちが弱いのかも……」と落ち込んでしまい、モチベーションが下がって、もっとジムに足を運びにくくなるかもしれません。
ジムに行くためにモチベーションを上げる方法
ただ、ジムへ行くためのやる気が出ないのは意思だけの問題ではありません。なので人間の性質を利用して、しっかりと自分自身のモチベーションを上げてあげましょう。
まず、家の中でゆっくりしているときは自律神経のうちの「副交感神経」が優位になっています。
副交感神経が優勢なままではなかなかやる気が出ません。
ですから意図的に「交感神経」を優位にしてあげましょう。
交感神経が優勢になるとテンションが上がったり元気が出たりします。
交感神経を活発にするための方法としては、「好きな曲を聴く」「目標にしている芸能人の体型が分かる写真を見る」「理想の自分の姿をイメージする」などがあります。
例えば「スマホを触り続けてしまっていて、やる気が出ない」という場合は、そのままユーチューブにアクセスして好きな曲を聴いたり、トレーニングの動画を観たりしてみましょう。
すると「今日はどんなトレーニングをしようかな」という気持ちが出てきて、だんだんと「よしジムに行こう!」という意識になっていくはず。
そしてやる気が出てきたら、すぐに準備をしてジムへと出発しましょう。
せっかくその気になってきても、またのんびりしてしまうとモチベーションが下がってくるかもしれません。
慣れてきたら「ジムに行く前のルーティン」を作っておくのもおすすめ。
例えば、「○○(曲名)を聴きながらジムへ行く用意をする」「軽く顔を洗ってからジムに行く準備をする」などなど。
もちろんやり方はなんでも構いません。
デメリット(2) ジムに通うとお金がかかる(月額費用など)
フィットネスジムの料金相場は「通い放題で月々1万円くらい」といったところ。
ものすごく高いということもないと思いますが、あまり気軽に利用できる料金でもありません。
ただ、たとえば毎月10回程度ジムに通うとすれば、1回あたり1000円で済みます。
それでジムのマシンを好きに使うことができるのですから、コストパフォーマンスは良いはず。
しかもほとんどのジムにシャワーがあるので、光熱費や水道代を浮かせることもできます。
さらにジムで友達や仲間ができるかもしれないわけですから、毎月1万円というのはそれほど高くない、とも考えられますね。
出費の元を取るつもりでジムを利用しましょう
「ジムはお金がかかるからなあ……」と感じる人は、「料金の元を取る」というつもりでジムに通いましょう。
それがやる気につながります。
例えば、「3か月でマイナスキロ!」といった宣伝をしているジムもあったりします。
もちろん個人差があることですが、これを言い換えると「ジムに通ってちゃんと運動すれば、3か月で体が変わってきますよ」ということ。
しっかり利用して成果をあげて、しっかり元を取りましょう!
デメリット(3) ジムに通うと自由な時間が少なくなる
ジムに通うようになると、どうしても自由な時間が少なくなります。
たとえば会社勤めの人が仕事帰りにジムに行く場合、トレーニングと着替えなどを含めて2時間くらいになることを考えると、家に帰ってからのんびりする時間はほとんどなくなります。
もちろん「トレーニングが好き!」なのであればどんどん通うべきですが、そうでなければ最大でも週2~3日にするなど、ちょっとセーブした方がよいかもしれません。
ちなみにトレーニングで忙しくなるからといって睡眠時間を削るのはやめましょう。
寝不足で体調を崩したり、お肌の状態を悪くしたりしたら本末転倒です。
ただ、「しっかり身体を動かした日はぐっすり眠れる」という話もよく聞きます。これは私も同感です。
なので、ジムに通う前と比べて少しくらい睡眠が短いことがあっても、十分に疲れが取れるかもしれません。
「運動した日にどれくらい眠って、翌朝の目覚めや疲労感はどうだったか」を日記に書いて、自分を観察してみるのもおすすめです。
ムリのない範囲で、必要な睡眠時間を確保しながらジムに通えるように、「自分なりの時間のやりくり」を見つけていきましょう。
ジムのデメリットまとめ
ジムに通いはじめると、どうしても何かしらのデメリットは出てきます。
でも「デメリットを上回る価値」と作ることができれば、気にせずにジム通いを続けることができるはず。
ここで紹介した内容は「ジム通いのあるある」です。
みなさんはすでに知っているので、対処しやすいですね!
まとめ
ここまでフィットネスジムのメリットやデメリットについてお話ししました。
ジムに興味がある方や、ジムに通うかどうか迷っている人のヒントになれば嬉しいです。
「フィットネスジムを利用するようになってから、日頃の仕事や生活に良い影響が出た」という声が多いです。
筋肉がつけば身体を動かすときのパフォーマンスが上がりますし、痩せれば身軽になりますからこれも当然のこと。
また、筋トレをすることでセロトニン(幸福ホルモン)が出るので、気持ちをリフレッシュさせたり、精神的な緊張をほぐしたりすることもできます。
なのでフィットネスジムは「毎日なんとなくモヤモヤしているけれど解消方法が分からない」という人にも向いています。
とにかくジムにはメリットがいっぱい。
まずは近くのジムの体験や見学から始めてみてはいかがでしょうか?