フィットネスクラブやスポーツジムはどう選ぶ?~ポイントまとめ
フィットネスクラブとかスポーツジムとか気になるけど、どうやって選べばいいの?
大きな駅の周りを中心にいろいろなフィットネスジムがありますが、「運動する」のは同じでも、実はそれぞれ特徴があって、内容や料金に違いがあります。
でも「何をチェックすればいいのか?」というのは、意外と分かりにくかったりします。
また、ジムそのものをチェックすることも大事ですが、もう一つ、ジムに通うときに大切なこととして「時間」があります。
実は「ジムでトレーニングする時間」だけでなく「ジムに行くのにかかる時間」も考慮しないと、ふだんの生活に支障が出てしまうことも。
これでは、せっかくのジム通いが負担になってしまいます。
ここでは、そんなジム選びのポイント(気をつけたいことや選ぶコツ)についてご紹介します。
フィットネスジムの種類と特徴
フィットネスジムにはいくつかタイプがあります。
まずは簡単に、どのようなジムがあるのかを見ていきましょう。
フィットネスクラブ(総合型ジム)
フィットネスクラブは「総合型」というくらいなので、トレーニングマシンはもちろん、スタジオレッスン、プール、子供向けプール、ダンス、体操など色々と備えています。
また、最近ではプログラミングスクールや英会話教室など、運動以外の分野を取り入れているジムも少なくありません。
料金は利用時間(月に通う日数)によって決まる場合が多いです。
フィットネスクラブの月額料金は、最も高いプランで「1万円」くらいになると考えてください。
24時間ジム
24時間ジムは文字通り「24時間」使えるジムです。
トレーニングエリアが中心であり、深夜や朝方に使う人がメインです。
総合型よりも人数が少なくなる傾向にありますから、まわりの人を気にせずに、集中して身体を動かせる環境です。
ただ、トレーナーやインストラクターがつかないケースも多いため、ジム初心者にとってはちょっと厳しいものがあるかもしれません。
24時間ジムの料金相場は月額「6000円」ほど。
パーソナルトレーニングジム
パーソナルトレーニングジムはマンツーマン指導でトレーニングができるジムです。
利用者の希望などを基に、トレーナーが適切なトレーニングプランを作ります。
また、食事メニューのプランなども作ってもらえますから、「身体を動かしながら食生活を見直したい」という人にも向いています。
ただマンツーマンですから、やっぱり金額は高めです。
でも本気度が高いのであれば、検討する価値は十分あります。
少人数ジム
少人数ジムは「専門性」をアピールポイントにしている場合が多く、ジャンルとしてはボクシングやヨガ、ピラティスなどがあります。
基本的に予約制であり、人数が少ないぶん濃密な指導をしてもらえるというメリットも。
料金形態は原則として「レッスンごと」か「月額制」のどちらかになります。
「レッスンごと」なら1回1500~3000円くらい、「月額制」なら10000円前後になると思ってください。
専門性の高いジムですから、そのジャンルに強い興味を持っている方におすすめです。
逆に「どうしてもそのジャンルじゃないとダメというわけでもない」という場合は、一般的なジムのほうが向いています。
ホットヨガスタジオ
ホットヨガは「湿度60%- 室温39℃」などかなり暑い環境でヨガをします。
もちろんかなり苦しいものの、暑い場所にいると筋肉が柔らかくなってポーズを取りやすくなりますし、発汗によるストレス発散やデトックス効果も期待できます。
1クラスの人数は20~30人前後。少人数ジム(常温のヨガスタジオなど)と比べると規模の大きい施設が多く、フィットネスクラブに近いイメージです。
たくさん汗をかくためシャワールームがあるのが魅力ですが、グループレッスンとしてはやや金額が高く、月額1万円以上のところが多くなっています。
暗闇フィットネスジム
照明を落としたスタジオで行う「暗闇エクササイズ」は、音楽に合わせてさまざまなエクササイズを行う、新しいタイプのフィットネスジムです。
スタジオは照明が暗いので、まるでナイトクラブにでもいるような雰囲気。
周囲の目線がほとんど気にならず、「自分の体型を見られるのが恥ずかしい」といった不安がないのがポイントです。
エクササイズは筋トレのほか、ダンスやヨガ、ボクシング、サイクリングなど、ジムによって特徴があり、異なる内容になっています。
料金は月額制で、10000円前後が相場です。
ジムの選び方~ライフスタイルと目的で決める
健康的な生活のためには、適度な運動の習慣があることが理想です。
「ジムに通うのは、私の生活の一部。」
こんな風に言えるのが、ジム通いのいちばんよい形と言えるかもしれません。
とはいえ、ジムのタイプによって特徴は全然違いますし、価格帯も様々。
どこに通うか、迷うのは当然です。
では、どんな風にジムを選んだらよいのでしょうか?
これからは、ジムは何を基準に選ぶとよいのか、選び方のポイントを見ていきましょう。
ジムを自分のライフスタイルに取り入れる
「ジムに通って何をしたいのか」「どれくらいお金を出せるのか」などはもちろん大事です。
けれど、ジムは「一回行けばそれで終わり」というものではありません。
特にダイエットや体力アップなどのためには「運動の習慣化」が効果的なので、ジムを自分のライフスタイルに取り入れていくことがポイントになります。
つまり、「いつも通うとしたら、どんなジムがいいのかな」という視点をもつことが大切です。
どれくらいのペースでジムに行く?
まずは週に何回ジムに行けるのか(行きたいのか)を考えましょう。
週3~4回以上通える人は、「フィットネスクラブ(総合型ジム)」や「24時間ジム」、それから「ホットヨガスタジオ」「暗闇フィットネス」などがおすすめです。
「月額制で、何回通っても料金は同じ」というプランを選ぶがのがよいでしょう。
週1~2回以下しか通えないなら、予約制の「少人数ジム(専門性の高いジム)」や「パーソナルジム」など、「1回ごとに料金を支払う」というシステムがあるところが向いています。
行ける回数が少ないと結果がでにくいと思うもしれませんが、こういった専門的ならその分をカバーできます。
自分の目的や希望に合ったトレーニングをしやすいので「少ない回数でも、ジムで結果をだすことを諦めなくていい」とも言えます。
何時にジムに行く?
まず早朝や朝方にジムに行きたいなら、24時間ジムがおすすめです(もしくは自分の行きたいタイミングで利用できるジム)。
また大半のジムは「平日の夜」が一番混むので、気持ちよくジムを使いたいのであれば、それ以外の時間帯にジムに行くことをおすすめします。
「自分が通いたいタイミングでの混み方」を知るために、見学&体験をしてみたり、ジムに問い合わせてみたりするのは、ジム選びにはとてもよい方法です。
実際に行動してみると、ネットで調べているだけのときよりも、より具体的なイメージを持ちやすくなります。
通いやすい場所のジムを選ぶ
できるだけ「家の近く」「会社の近く」など足を運びやすい場所にあるジムを選ぶことも大事です(電車の「乗換駅」も通いやすいのでおすすめ)。
最初のうちは「ある程度遠くても、モチベーションが高いから大丈夫!」と思うかもしれませんが、1ヶ月、2ヶ月と通ううちに状況が変わってくる可能性が高いと言えます。
たとえちょっと面倒に思っても、ジムが近所にあれば「まあとりあえず行ってみよう」という気持ちになりやすいですが、通いにくいところにあると「まあいいや今度で……」となってしまう人が多いです。
そして一回行かないと、その後もズルズルとサボってしまうパターンになりがちなのです。
もちろん何を重視するかはあなた次第ですが、「場所」も意外と重要ということを忘れないでください。
なかなか決められないときは?
スケジュールや場所は、なんとなくイメージできた。
でも色々と考えても、「たくさんのジムの中でどこにするか」が決まらない・・・
そんなときはどうしたらよいでしょうか?
もう一度、目的はなにかを考えてみる
もう一度、ジムに通う目的を考えてみましょう。
例えば、体力をつけたい、5キロ痩せたい、筋力をつけたい、ストレスを解消したい、などなど。
そして目的が定まったら、あとはそれに合うタイプのジムを探せばOK。
例えば
- 短期間で変化を実感したい、ピラティスやヨガをやってみたい →専門ジム
- ジム初挑戦で色々と試したい →総合型ジム
- ジムに慣れていて自分で鍛えられる →24時間ジム
といった感じです。
「通ってみて合わなければ、また別のところに行けばいい」くらいの気持ちで決めてしまうのも、はじめるためには悪くありません。
できるだけ安くて通いやすい場所にあるところに、一度行ってみる
それでも決められないときは、「できるだけ低料金で通いやすい場所にあるところ」に、見学や体験レッスンを受けに行ってみるといいでしょう。
ただ、ここでいう「低料金なジム」というのは、「単純に料金が安いジム」という意味ではなく、「コストパフォーマンスがいいジム」を指します。
例えば会社勤めの人なら「会社に近くて、かつ通いやすい時間帯に営業しているところ」を探しましょう。
会社に近ければジムに行きやすいですから、結果が出やすくなり、料金の元も取りやすくなります。
逆に一番コストパフォーマンスが悪いのは「お金だけ出して、あまり通わない」というパターンです。
「月額通い放題」のジムなら普通にあり得ます。
一例として「月額料金は安いけれど、通いにくいジム」の場合、一見安そうですが、結局行かなくなってコスパが最悪になる可能性があります。
ちなみにジムの中にはウェアやタオルを無料で貸してくれるところもあります。
また「アメニティー」が充実していたり、「個人専用ロッカー」のオプションがあったりと、ユニークなサービスを実施しているジムもあります。
そういう施設を選べばふだんの荷物を少なくできるので、通う回数が増えて「実際のコスパ」が良くなって、オトクに利用できるかもしれません。
ジム選びのポイントまとめ
いかがでしたか?ここまでジム選びのポイントをご紹介しました。
- ジムの種類や特徴
- ジムに行く目的
- どれくらいのペースでジムに行けるか
- ジムの場所はどうか
- ジムのコスパはどうか
などを基準にしてチョイスすることをおすすめします。
どうしても迷ったら、「安くて(コスパが良くて)近いところ」の見学、体験レッスンから始めてみましょう。
実際に行ってみるとジムの様子が分かりますし、自分の気持ちもはっきりするはずです。
もしその日に入会を迷うようなら、「家族(友だち)とも相談してみたいので、今日は入会しません」と言えば、あまりイヤな思いをせずに帰れると思います。
(これって「化粧品の勧誘を断る」ときに似てますね(笑))
ジムに興味をもったら、きっとそのときが始めるとき。
この記事を参考に、ぜひ自分に合ったジムを見つけてくださいね!